TEL : 0957-74-2020
FAX : 0957-74-2021
営業時間
9:00 ~ 18:00(月〜金)
※緊急時対応【24時間受付中】
広めよう!まじめなガス屋さん
アメリカ・シェールガス革命で日本のLPガス料金は下がるのか?
今日はちょっとまじめ(?)な話題を。
「シェールガス」というワードを耳にした事はありますか?
最近、新聞やテレビなどでジワジワ報道されてきているので、「なんか聞いたことがある」という人もいらっしゃる事でしょう・・・
「じゃあ具体的にどんなガスなの?」
という疑問を解き明かしていきましょう。
そして最も気になるのが
「・・・それで、ガス代は安くなるの?」
というところ。
そのあたりもお話していきます。なるべく専門用語を使わないように書きましたので(汗)、最後までどうぞご覧ください。
さて、その前に、
そもそもガスはどのように取り出されて入るのでしょうか?
一般的な天然ガスは地層深くの、ある条件が重なったポイントに溜まっています。
図1のように、硬い地層がフタとなって、山なりになっている地層にガスが溜まっています。
通常はこうした地層の上にガスを引き上げる設備を作ってガスを採取しています。
この方法ではピンポイントでたくさんのガスを得れます。
しかし、採掘場所も限られますし、海底深くにある場合は、海上にガスを引き上げる設備を作らなければならないため、莫大な費用がかかってしまいます。
ではシェールガスとは何でしょうか?
通常の天然ガスが溜まっている地層よりもさらに深いところに、「シェールガス層」という地層があります。
この「シェールガス層」とは、簡単にいうと、砂が固まって出来たような作りになっていで、目に見えない程小さな穴が無数に空いている地層です。
この小さな穴にガスが溜まっている、というわけです。
といっても、シェールガス層は最近になって発見されたというわけではありません。
あるとは分かっていたのですが、このシェールガス層からガスを取り出す技術、
これがなかったわけです。
しかし、昨今の技術革新により状況は変わりました。
このシェールガス層に高圧の水を注入することで、地層に亀裂を発生させ、そこから水に溶けたガスを取り出す技術が実用化され、低コストでの採掘が可能となったのです。
このシェールガスの埋蔵量は尋常ではなく、2035年にはアメリカの天然ガス生産量の49%をシェールガスが占める程になるだろうと言われています。
ざっとご説明いたしましたが、このようにシェールガスの生産量が増大することでアメリカはエネルギー輸出国としてさらに成長を続けることになりそうです。
さて、肝心のLPガスですが、
アメリカではNGLといってプロパンガスを含む混合物も生産されており、LPガスも生産されています。
そして分かりやすく簡単に言ってしまうと、
シェールガス革命によって都市ガスを激安で大量に生産できるようになったので、アメリカではLPガスが余ってきており、安くで輸出することが可能となっていく。。。
ゴソッと、はしょりましたが(汗)なんとなく掴んで頂けたかと思います。
つまり、
もう少し先の話ですが、アメリカのシェールガス革命でLPガス価格は安くなる!!ということです(^^)
やったぜ!